AdBlock よりも軽くて優秀な広告ブロック機能「uBlock Origin」の使い方
Webサイトを見て回っていると、必ず目につくのが広告です。パッと画面に表示されるだけの広告もあれば、動画のように動く広告、はては音がなる広告まで……。
動画共有サイトでも必ずといっていいほど広告が表示されて、見ているほうとしては、正直表示させたくないもの……。
今回ご紹介するのは、そんな広告をほとんど表示させないようにしてくれる、uBlock Origin という機能です。
Contents
uBlock Origin とは?
メアリーちゃん

ガジェテクさん
uBlock Origin とは、Microsoft Edge や、Google Chrome といったブラウザーの拡張機能です。そのため、何かソフトをダウンロードしてきてインストールするという必要がなく、セキュリティ的にも安心な追加機能となります。
この拡張機能によって何ができるかというと、Web ページに表示される広告のほとんどがブロックされるというものです。広告が表示されなければ、目の邪魔にもなりませんし、うっかりクリックして、無駄な時間を浪費することもありません。
従来、広告ブロッカーといえば、Adblock が有名ですが、uBlock Origin はAdblock よりも高速で、安定しており、広告ブロック機能もしっかりしています。
なお、無料で使える追加機能ですのでご安心ください。
uBlock Origin の使い方
使い方は非常に簡単です。uBlock Origin の拡張機能をブラウザーで設定するだけ。
あとは普段通りにWeb サイトを閲覧できます。
ガジェテクさん
各種ブラウザでの設定方法
・Microsoft Edgeの場合
1)Microsoft Edge を起動して、メニューを表示させます。
2)拡張機能をクリックします。
3)「ストアから拡張機能を取得する」をクリックします。
4)Microsoft Store が開きますので、検索フィールドのところに「uBlock Origin」と入力し、表示されるアプリをクリックします。
5)入手ボタンをクリックします。
6)インストールが完了したら、「新しい拡張機能があります」のウィンドウが表示されるので、「有効にする」をクリックして終了です。
・Google Chrome の場合
1) 次のリンクをクリックして、拡張機能の紹介ページを開きます。
2) 画面右上の「CHROMEに追加」をクリックします。
3) ポップアップが表示されますので「拡張機能を追加」をクリックします。
uBlock Origin を実際に使ってみた
Microsoft Edge に機能追加した状態で、Youtube 動画を再生してみました。
結果、動画の最初にも真ん中にも、画面下にも画面外にも一切広告は表示されず、快適に動画を見ることができました。
画像を見てもらうとわかりますが、この1動画を再生しただけで39もの広告がブロックされました!
次に、楽天市場を見てみました。
すると、楽天スーパーDEAL のところだけ、商品が表示されなくなりました。
どうやら広告と認識されてブロックされたようです。
次に広告といえばYahoo! Japan ということでヤフーを開いてみました。
uBlock Origin を導入していない状態での普通の表示がこちら。
テキストと広告が絶妙に配置されている、あのヤフーのページです。
見覚えがありますよね。
次に、uBlock Origin を有効にしてある状態での表示がこちら。
なんともすっきりしたポータルサイトが表示されました。
表示も高速でしたし、ヤフーコンテンツで表示されなくなったものはないですし、こちらの表示のほうが、快適度は高いですね。
メアリーちゃん
ガジェテクさん
メアリーちゃん
ホワイトリストに登録する方法
Webサーフィンしてるだけなら快適極まりないuBlock Origin ですが、これを有効にしたまま、ブログを執筆しようとしたりすると、一部の機能が表示されずブログを更新できなくなるなどの現象が起きることがあります。
この場合、特定のドメインをホワイトリストに登録することによって、そのブログサイトだけはuBlock Origin の機能制限下から外れますので使えるようになる可能性が大です。
ホワイトリストに登録する方法をご紹介します。
まず、ブラウザーの右上に表示されている、uBlock Origin のアイコンをクリックします。
次に、電源ボタンのアイコンの右下にある、スライダーのようなアイコンをクリックします。
設定画面が表示されましたら、画面上部にある「ホワイトリスト」をクリックします。
URLの一覧が表示されるので、一番したに、表示させたいサイトのURLを書き込みます。
「変更を適用」をクリックします。
表示させたいサイトを開きなおし、無事表示できてるかどうか確認します。
一時的に広告を表示させる方法
例えば、楽天市場のスーパーDEAL のように、誤認識されて非表示になっているサイトがあるとします。
ですが、訪問頻度が低いあるいは、さほど重要じゃないけど、ちょっと表示させたいというときには、uBlock Origin を一時的に無効にして、広告を表示させることも可能です。
やり方はとても簡単で、一時的に無効にしたいサイトを開いた状態で、画面右上にあるuBlock Origin のアイコンをクリックします。
電源ボタンのようなアイコンがあるので、それをクリックします。
二つの矢印がまるくなったような、更新ボタンのアイコンがあるので、それをクリックします。
すると、uBlock Origin が一時的に無効になり、本来表示される予定の広告などが表示されます。
また有効にしたい場合には、電源ボタンアイコンをクリックして、更新ボタンアイコンをクリックすればOKです。
uBlock Origin は危険?
uBlock Origin を導入してしばらく使ってみましたが、遅いとか、ハングアップするとかそういった不具合は特に感じられませんでした。
こういった機能拡張はかなりありますが、uBlock Origin は安定した良い機能拡張だといえます。
ただし、機能拡張(アドオン)は大量に導入することによって、思わぬ弊害がでることがあります。
例えばブラウザーの挙動が遅くなったり、他のアドオンが正常動作しなくなったり、動画が再生できなくなるなどです。
アドオンの導入は必要最小限にとどめるのが最良といえるでしょう。
uBlock Origin を削除する方法
なんらかの理由にて、uBlock Origin を削除したい場合、ブラウザーの拡張機能のメニューから削除することが可能です。
例えば、Microsoft Edge では、まずブラウザーを開いて、次に右上のメニューをクリック、そして「拡張機能」と開きます。
拡張機能一覧が表示されますので、uBlock Origin の右側にある歯車マークをクリックします。
メニューが表示されますので「アンインストール」をクリックします。
【まとめ】快適にWebサーフィンしたいならuBlock Origin
uBlock Origin は、Microsoft Edge、Google Chrome、Fire Fox、Safari、Internet Explorer といった有名ブラウザーならほとんどに対応している機能拡張(アドオン)です。
検証の結果からわかるように、広告を認知しているようなWebページであれば、軽く二けた以上の広告をブロックしてくれます。
もちろん広告から得られる素晴らしい出会いがあるのも事実ですが、色合いが派手だったり、動く広告でちかちかしたり、動画共有サイトで動画がみたいのに、広告のおかげでなかなか先に進まないなど、イライラすることもあるのもまた事実ですよね。
広告ブロッカーなので、アフィリエイト広告を使ったサイトなどでは、画像が表示されないといった問題も起きますし、楽天市場のスーパーDEAL だけ表示されないといった、広告を誤認識されるケースも稀にあります。
こういう場合は、一時的にuBlock Origin を無効にして表示させるか、あるいは頻繁に訪れるサイトなら、ホワイトリストに設定するのもよいでしょう。
筆者がとにかく感動したのは、動画共有サイトの広告非表示でした。運営元には申し訳ないと思いつつ、過剰な広告が邪魔と感じているのはもはやだれもがそうだと思っているでしょう。
一部のサイトでは広告の読み込みがなくなったために、かえって表示が早くなるケースもあります。
なので、快適にWeb サーフィンしたいのであれば、uBlock Origin の導入を強くお勧めします。
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