海外渡航する際、レンタルWi-Fiを利用していますか?それとも海外用SIMをスマートフォンに入れ替えていますか?どちらも手続きや操作が面倒ですよね。
しかし、H.I.Sから登場した変なSIMなら、アプリからワンタップするだけで普段使っているスマートフォンがそのまま海外で使えるのです!
今回は、今大注目の変なSIMの使い方と料金プランを詳しくご紹介します。
メアリーちゃん
詳しく解説していくね!
ガジェテクさん
Contents
変なSIMとは?
変なSIMは1台のスマートフォンに2枚のSIMを搭載できる
変なSIMは、今使っているスマートフォンのSIMカードにぺらっぺらの「変なSIM」を貼り付けることにより、SIMスロットが1つしかないスマートフォンに物理的に2枚のSIMを搭載できる驚きの新技術を利用したサービスです。格安海外旅行で有名なHISのモバイル部門であり、格安SIMを展開するHISモバイルが販売しています。
変なSIMは日本初のサブSIM
変なSIMは、日本初のサブSIMという技術を利用しています。サブSIMは、金融庁が支援する「FinTech実証実験ハブ」プロジェクトで開発されていて、日本通信が提供しています。
サブSIMはデータを書き換えできる技術
サブSIMである変なSIMは、今までのSIMとは違い、データの書き換えができるのが大きな特徴です。そのため、モバイルデータ通信に必要な渡航先のモバイルデータ通信事業者のAPN(Access Point Name)設定などを、変なSIM専用アプリから書き換えられるのです。
メアリーちゃん
変なSIMのメリット
・レンタル用機器を持っていく必要がない
・wifiレンタル機器で支払う保険代が必要ない
・すぐに申し込むことが出来る
・海外用SIMを入れ替える必要がない
・レンタルwifiの充電が必要ない
海外に行かれる場合、多くの方は海外用のレンタルwifi機器を事前に借りてから海外に行かれます。
海外用レンタルwifiの中でも「イモトのwifi」が有名ですよね!でも、海外レンタルwifiと比べて変なSIMの方が圧倒的に便利なのです!
変なsimがあまりにも便利だったので、ツイッターでつぶやいてしまいました。
HISの変なSIMが超便利!海外用レンタルwifi借りるのは本当に時間とお金の無駄…https://t.co/RVlJXK9GC6
— リョウヘイのガジェテク (@RyouheiBlog) 2018年8月28日
1、レンタル用機器を持っていく必要がない
海外用レンタルwifi機器を海外に持っていく場合、ネットで申し込んで、空港で受け取るようなケースが多いと思います。しかし、レンタルwifi機器って以外と重い!!しかも、充電用のコードも合わせると荷物がかなり増えてしまいます。
一方、変なSIMはシールですので、まったく荷物になりません。空港での受け取りや返却作業も必要ありません。
2、wifiレンタル機器で支払う保険代などが必要ない
イモトのwifiを例に紹介しますが、レンタル機器の受け取りやキャンセル料、保険料などすべてにおいて料金が発生しています。
変なSIMは最初に990円で購入する必要がありますが、その後に発生する料金はありません。
イモトのwifi | 変なSIM | |
受取手数料 | 500円 | 0円 |
事前受取手数料 | 450円 | 0円 |
着払料金 | 1,000円 | 0円 |
キャンセル料金 | 2,100円 | 0円 |
延滞料金 | 2,000円 | 0円 |
保険代 | 300円/日 | 0円 |
このように比べてみると海外用レンタルwifi機器を借りる場合、いかに高額だということがわかります。
3、すぐに申し込むことが出来る
レンタルwifiは事前に申し込む必要がありますが、変なwifiの場合、1度購入してしまえば、次回からは申し込みを忘れたとしても、海外でアプリから申し込むことができるのです!
以外と直前になってから思い出すことが多いですよね・・・
4、海外用SIMを入れ替える必要がない
今までは、普段使っているスマートフォンを、渡航する際に海外用SIMに入れ替えるという手間が必要でした。
コンパクト設計のスマートフォンのSIMスロットを開けるのは意外に手間取りますし、使わない間の国内用SIMの保管も紛失が心配でした。そして帰国したらまたSIMを入れ替えるという面倒さ。
しかし、変なSIMなら一度今お使いのSIMカードに貼ってしまえば、あとは海外に渡航する際に変なSIM専用アプリから渡航先をタップするだけ。この快適さは、一度味わってしまったらもう後には戻れなくなること間違いなしです。
5、レンタルwifiの充電が必要ない
海外用レンタルwifiを使う時にすごく不便に感じるのが、すぐに充電しないといけない点です。以前借りたwifi機器では1時間使うと電池が切れてしまうことがありました。
しかし、変なSIMはシールなので、充電する必要もありません!
メアリーちゃん
ガジェテクさん
変なSIMはデータ通信専用
これは海外用レンタルwifiと一緒ですが、変なSIMは、基本的にデータ通信専用なので通話はできません。通話が必要な場合は、SIMを変なSIM専用アプリで日本国内用SIMに切り替えてローミングするか、別途通話ができる海外用SIMを用意する必要があります。
しかし、データ通信でもLINEやSkype、Facebook Messengerなどの無料通話アプリは使えるので、あまり通話を利用しない方は変なSIMで十分と言えます。
変なSIMは高速LTE通信が使える!
変なSIMは、高速データ通信であるLTE(4G)が使えます。LTEならインスタグラムなどへのアップロードや動画の視聴もストレスフリー。国や地域によっては3G回線となる場合もあることにはご留意ください。
変なSIMはテザリングできる!
変なSIMは、なんとテザリングもできてしまいます。つまり、変なSIMを搭載したスマートフォンが1台あれば、自分の他のデバイスだけでなく、友達や家族のスマートフォンもテザリングを介してデータ通信ができるのです。友達や仲間と海外旅行に行くときに変なSIMを持っていれば、ヒーローになれますね。
メアリーちゃん
スポンサーリンク
変なSIMの本体価格
変なSIMの本体価格
変なSIMの本体価格は、1,980円(税抜き)です。これは、貼り付けるタイプのサブSIMである「変なSIM」、通常のSIMカードと同じ形状の「変なSIMプラスチック」で共通の料金です。
お得なキャンペーン中!
2018年9月30日までは、変なSIMの本体価格がなんと990円(税抜き)。海外にいく予定があるのなら、早めに申し込むのがお得ですね。
ガジェテクさん
さらにお得な無料キャンペーン中!
HISモバイルで国内SIMを申し込むと、なんと変なSIMが無料でプレゼントされます。MVNOの利用を検討されていて、海外に行く機会が多い方にはとってもお得なチャンスですね。
変なSIMの使用期限
変なSIMは、「3年間利用がない場合は無効化される場合がある」とアナウンスされています。はっきりした言い方でないので実際にどうなるかは不明ですが、3年利用しなかった場合に無効化されるとしても、十分価値のあるサービスと言えます。
変なSIMの料金プラン
変なSIMの料金は1日単位
変なSIMのデータ通信は1日単位で購入し、国・地域にかかわらず1日500円(不課税)です。
データ使用開始から24時間を1日として計算し、使用する日数分だけ購入できるので、無駄なく利用できるのが嬉しいポイントです。
データ通信の購入は、クレジットカード払いとなっています。
ガジェテクさん
変なSIMの通信量制限
変なSIMは、高速データ通信(LTE、3G)が可能ですが、1日当たり200MBを超えると通信量制限がかかります。
1日200MBということは、1ヶ月に換算すると約6GBなので、普段国内で使っているデータ通信プランとあまり変わらない感覚です。
海外ではホテルやレストラン、商業施設などでのフリーWi-Fiが充実しているので、そういった場所ではなるべくWi-Fiを使うことをおすすめします。
通信量制限を超えた場合は?
1日当たり200MBの通信量制限を超えてしまっても、低速でデータ通信は可能です。この仕組みは国内のデータ通信と同様ですね。
また、再購入により再び高速通信が可能になります。
メアリーちゃん
ガジェテクさん
変なSIMを申し込む
ガジェテクさん
変なSIMを使うにはまず会員登録と変なSIMの申し込みが必要です。
会員登録は公式サイトから行ってください。
公式サイトにアクセスすると右上から申し込むことが出来ます。
ページが開きましたら下にスクロールします。国内用のSIMも申し込むことができますが、今回は海外用SIMの変なSIMを選択します。
H.I.Sモバイルの会員登録を既にされている方は、「IDを既にお持ちの方」を選択して、「お申込みへ進む」をクリックしてください。会員登録はまだされていない方は会員登録を行ってください。
既に会員登録されている方はログインを行ってください。
ここからは変なSIMのお申込みを行います。次のような画面が表示されるので、左の「変なSIM」を購入するを選択してください。
シールタイプとカードタイプのどちらかを選択することが出来ます。シールタイプは現在使用しているSIMカードの上に貼るタイプ。カードタイプは使用中のSIMを差し替えて使うタイプです。
シールタイプの方が便利ですので、シールタイプを選択します。
本人確認書類の情報を記入します。
最後にクレジットカードの情報を登録して完了!これで申し込みの手続きは終わりです。
変なSIMの使い方
変なSIMはSIMフリースマートフォンかSIMロック解除が必要
変なSIMを使いたいと思ったら、まず必要なのがSIMフリースマートフォンか、SIMロック解除です。
MVNOを利用している方なら問題ないのですが、3大キャリア(docomo, au, softbank)をお使いの方で自分のスマートフォンがSIMロック解除できるかわからない方も多いと思います。その場合は、HISモバイルのサイトで簡単にチェックできるSIMロック解除シミュレーターで確認できるのでお試しください。
SIMカードに変なSIMを貼る
HISモバイルに申し込み、変なSIMが届いたら、さっそくスマートフォンのSIMスロットを開けて現在使っているSIMカードを取り出しましょう。
そして、現在使っているSIMカードに変なSIMを貼り付けます。あとはまたSIMスロットに「現在使っているSIM+変なSIM」を挿すだけ。これで変なSIMを使う準備が完了です。
SIMスロットに入る厚みなのか?
ここで疑問に思うのが、変なSIMを貼って厚くなったSIMカードが、SIMスロットに収まるのだろうかということです。
HISモバイルの公式サイトは下記のように説明しています。
ご自分のスマートフォンが対応可能か心配な場合は、事前にHISモバイルのヘルプデスクに問い合わせてみたほうがよさそうです。
私はiPhoneで貼りましたが、何の問題なく貼ることが出来ました!
変なSIMの貼り方
変なSIMの貼り方は超カンタン!このようにシールとなっているので、シールを1回剥がし、スマホから取り出したSIMカードをセットします。そして、上からシールを貼ればオッケー!
カードの部分は切り取れるようになっているので、切り抜くとこんな感じになります。あとはシールの部分から「変なSIM」の部分を丁寧に剥がします。
貼り終えた状態がこちら!貼っているのかどうかもわからないぐらい違和感がないですね!
このように変なSIMが貼られた状態でもSIMスロットに収まります。
変なSIM専用アプリをインストールする
変なSIMを使うためには、変なSIM専用アプリが必要です。Apple storeからはダウンロード出来ません。H.I.Sのサイトからダウンロードする必要があります。
ダウンロード用のページを開きます。
下にスクロールすると「変なSIM for iPhone」と記載されているボタンをタップします。
インストールについて問われるので、「インストール」をタップします。
これでホーム画面を見ると変なSIMアプリがインストールされました。
しかし、起動しようとするとこのように「信頼されていないエンタープライズデベロッパ」という風に表示されます。起動させるには設定が必要です。
iPhoneの場合、設定から一般を選択します。
一般の中から「プロファイルとデバイス管理」をタップします。
このように表示されるので、「H.I.S. Co., Ltd」をタップしてください。
H.I.S. Co., Ltdを信頼をタップしたら完了です。これでアプリが起動できるようになります。
ちなみにAndroidの場合はこれらの手順を行わずにアプリを起動させることができます。
変なSIMアプリを起動するとこのような画面になります。変なSIMアプリの設定を行うにはまず、下のメニューから「購入」をタップします。
ここでH.I.S.モバイルのログインをします。
変なSIMを使う予定の国を選択します。
次に何日分の通信を購入するのか選択します。1日500円で最大で7日間まで購入がすることが出来ます。そのまま購入するをタップします。
購入が完了するまで少し時間がかかるので、そのままアプリを閉じずに待機します。
SIMカードは専用アプリで切り替える
国内用SIMと変なSIMは、変なSIM専用アプリで切り替えます。物理的なSIMカードの入れ替えでなく、アプリからのワンタップでSIMを切り替えられるのはとてもスマートですね。
購入が完了するとこのように「変なSIM」と国内用のSIMと切り替えを行うことができるようになります。
変なSIMで何時間通信できるのかも確認することが出来ます。
ちなみに変なSIMに切り替えた場合、データローミングを有効にする必要があります。
メアリーちゃん
ガジェテクさん
データローミングを有効にするには設定で「モバイル通信」をタップします。
モバイル通信で「通信のオプション」をタップします。
データローミングをオンにして完了です!これで海外でもWifiが使えるようになりました!
メアリーちゃん
ガジェテクさん
変なSIMは75以上の国と地域で使える!
変なSIMは75以上の国と地域で使えます。この数は今後も増えていくことが予想され、ますます利便性の高いサービスへと進化していくでしょう。
変なSIMの使い方と料金プランのまとめ
2018年7月からサービスが始まる変なSIMは、1枚しかSIMカードが入らないと思っていたSIMスロットに、薄いSIMを貼って2枚入れてしまうというまさに「変な」イノベーションです。これからはもう海外渡航時にSIMカードを入れ替える必要はありません。アプリからすぐに購入でき、1日あたり500円というわかりやすい料金プランも魅力的。使い方もとっても簡単です。
海外が主戦場のビジネスパーソンや気が向くままに国境を超えたいバックパッカー、いつでもすぐに撮れたての1枚をアップしたいインスタグラマーなどにおすすめのボーダーフリーデバイスです。ぜひ変なSIMをオンボードして、スマートかつフリーダムに国境を超えていきましょう。
コメントを残す