カメラでスキャンした名刺を文字データ化して管理できる名刺アプリがとても便利と、サラリーマンを中心に利用が広まっています。
日本国内で使える名刺アプリはいくつかリリースされていますが、そのなかでもSansan株式会社が提供するEightが大人気です。
Contents
Eightの評判
Eightの良い評判
Eightアプリを利用している方の、ポジティブな評判を集めてみました。
- 長年貯めていた1,000枚以上の名刺を整理することが出来ました。社名や氏名のほかにラベルで分類出来るので検索に便利ですね。
- よくできた名刺管理アプリ。コミュニケーションもとれるのが良いですね!
- 電話を受けるとき連絡先に未登録でも名刺から名前が表示され便利。履歴に反映されるともっとうれしい。
- 簡単に名刺管理ができ、出張先でもわざわざ名刺を持ち歩かないで見ることができるのがありがたい。
このように、大量の名刺の管理や検索がとても便利で、コミュニケーションや電話受信表示などの付加機能も好評のようです。
Eightの悪い評判
続いて、Eightアプリを利用している方の、悪い意見も聴いてみましょう。
- 単に自分が持っている名刺を整理したいだけだったのに、勝手につながつたりするSNS機能は迷惑。
- 一気に取り込めるのは非常に楽。つながるのも、おそれ多い方、面倒な方も居るので、勝手につながないで。
- 最初に自分の名刺を登録しますが、いくつかの情報が一般公開されます。他者の名刺登録すると、その人に情報が流れるようです。知られたくない相手に情報がつながったようなので、即効で退会&アンインストールしました。
- 名刺を渡す=いつまでも情報が先方に渡る、という仕様は、私にとってはかなり使いにくいです。
- 名刺管理はいいと思いますが、名刺交換した方の企業が配信するニュースは不要です。無駄に配信されるのがストレスです。
- 「知り合いかも」により知られたくない関係が知られる可能性があるので仕事で使う場合は注意が必要。それ以外の機能は良い。
充実した名刺管理機能が好評な一方で、Eightの特徴でもあるSNS機能で取引先の相手と繋がってしまうことに使い勝手の悪さを感じるという声が多いようです。部署や肩書きが更新された場合に相手に通知されてしまうことに抵抗があったり、不要なニュースフィードが迷惑と感じる方という声が聞かれます。
Eightの始め方
Eightアプリのインストール
Eightアプリは、AndroidならGoogle Playストアから、iOSならApp Storeからダウンロードできます。
基本機能は無料で利用可能です。
Eightアプリのアカウント登録
Eightのアカウント登録には、メールアドレスが必要です。最初に自分の名刺をスキャンしてプロフィール情報のベースとして登録します。
名刺管理アプリEightの使い方や登録方法はこちらの記事をご覧ください。
取引相手の名刺の登録方法や、情報の更新、名刺交換リクエストの設定方法についても詳しく解説しています。

Eightのセキュリティ
EightはSansan株式会社が運営
Eightを運営しているSansan株式会社は、クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売に特化したビジネスを展開しています。個人向け名刺管理アプリのEightのほか、法人向けクラウド名刺管理サービスSanSanを提供。SanSanは、「三井住友銀行」や「徳島県」、「日本郵便」といったセキュリティ管理に細心の注意を払っている団体も法人クライアントとして利用しています。
このように、SanSan株式会社は名刺データというプライバシー情報を預けるにふさわしい企業であり、EightはSanSanのノウハウを活かして設計されたセキュアなシステムと言えます。
Sansan株式会社のセキュリティ対策
Sansan株式会社では、「プライバシーマークの取得」や「個人情報保護マネジメントシステムの構築」、「個人情報保護士資格の全社員取得義務付け」など、セキュリティ対策に万全を期しています。
また、第三者によるセキュリティー診断やアプリケーション診断の実施を通して、高いセキュリティ水準を維持しています。
名刺データ入力のセキュリティ管理
いくらセキュアなシステムを導入していても、人間が情報に接する限り情報漏えいは完全には防げません。
Eightはスキャンした名刺の文字のうち、OCR(光学的文字認識)で認識できなかった項目は、Eightクラウドセンターのオペレーターが名刺画像を目視して手入力しています。もしも、このオペレーターが密かに個人情報を持ち出していたら?という危険性は見逃せません。
しかし、Eightのオペレーター画面にはスキャンされた名刺画像のみが表示され、ユーザー情報は表示されません。つまり、誰(ユーザー情報)が誰の名刺(名刺情報)を所有しているのかという紐付け情報が、オペレーターにはわからないように配慮されているのです。
Eightのプロフィール公開設定
Eightのプロフィール公開設定3つのレベル
Eightでは、職歴や学歴、生年月日などの項目ごとにプロフィールの公開状態を設定できます。
デフォルトだと職歴や学歴などは全てのEightユーザーに公開される設定になっているので、プロフィール公開設定を見直して最適化しておきましょう。
プロフィール公開設定
1.一般公開:インターネットにアクセスする全員から参照でき、google検索などの対象となる。
2.Eightユーザーに公開:Eightアカウントを取得しているユーザー全員がEightシステム内で参照できる。
3.つながっているユーザーに公開:名刺交換をした相手だけが参照できる。
Eightのプロフィール公開設定は上記の3種類です。プライバシーレベルは1<2<3の順で高くなります。会社名や部署、役職など、「1.つながっているユーザーに公開」を選べない項目もあります。
自分のプロフィールを広く公開してビジネスに役立てたいという考えの方は、プライバシーレベルを低めに設定します。あまり自分のビジネス情報をインターネット上に公開したくない方は、なるべくプライバシーレベルを高く設定するとよいでしょう。
Eightのプロフィール公開設定の変更方法
1.画面下部のメインメニューから「プロフィール」をタップします。
2.画面を最下部までスクロールダウンし、「プロフィールの公開設定」をタップします。
3.名刺画像や会社名、職歴などの項目一覧が表示されるので、公開設定を変更したい項目をタップします。3種類または2種類のプライバシーレベルから、自分にとって最適なレベルをタップして選択します。以上でプロフィール公開設定の完了です。
Eightの名刺情報公開設定
Eightの名刺情報公開設定の有無
Eightは、会社名や部署・役職など自分の名刺に記載されている情報の公開の有無を設定できます。
「公開」にすればインターネット上に公開され、Google検索などの対象になります。
「非公開」にすれば、Eightユーザーからのみ参照される状態になります。
自分の名刺情報をオープンにしてビジネスでアピールしたいという方は、「公開」に設定します。あまり自分のビジネス情報をインターネット上に公開したくない方は、「非公開」で設定するとよいでしょう。
Eightの名刺情報公開設定の変更方法
1.画面下部のメインメニューから「プロフィール」をタップします。
2.「名刺情報」をタップします。
3.プロフィールURLの右側のペンアイコンをタップし、公開・非公開を選択します。
EightのSNS機能を制限する
EightのSNS機能は、メインメニューのプロフィール画面から、右上の歯車ボタンをタップして各要素を設定します。
名刺登録時の招待をOFFにする
Eightには名刺を交換してEightに登録する際に、交換相手がEightユーザーでない場合にメールでEightに招待する機能があります。
この機能がONになっていると相手に迷惑をかけてしまうと考える方は、この機能をOFFにしておきましょう。
名刺交換リクエストの受信を知り合いのみにする
Eightでは、公開情報を通じて知らない人からの名刺交換リクエストがくる場合があります。
これを迷惑と感じるのなら、知らない人からの名刺交換リクエストを受け取らないよう制限できます。
名刺交換リクエストの受信対象を「知り合いのみ」制限すると、名刺に記載のメールアドレスを知らない人は名刺交換リクエストを送付できなくなります。
投稿の公開範囲をつながっているユーザーのみにする
Eightでは、投稿の公開範囲を設定可能です。「一般公開」「Eightユーザー」「つながっているユーザー」から公開範囲を選んで設定します。
なるべくSNS機能を制限したい場合は、「つながっているユーザー」に限定しておきましょう。
外部サービス接続をOFFにする
Eightでは、facebook、Gmail、Nikkei IDと接続し、より多様なネットワークの構築やニュースの購読ができるようになっています。
SNS機能をなるべく制限したい方は、これらの接続をOFFにしておくとよいでしょう。
Eightでメッセージのやりとり
Eightでは、繋がっている相手と2種類のメッセージ交換ができます。
Eightでプライベートチャット
LINEなどのメッセンジャーアプリと同様に、つながっているEightユーザー同士で1対1でメッセージをやり取りできる機能です。
取引相手への挨拶や、補足連絡などに活用できそうです。
Eightでグループチャット
3人以上のEightユーザーでメッセージをやりとりする機能です。グループチャットには、自分とつながっているユーザーを招待できます。
プロジェクトメンバー間などでの情報共有に活躍しそうです。ビジネスシーンでLINEはちょっと、というフォーマルな場面でも違和感なく使えるのがビジネス特化型SNSであるEightの強みです。
Eightの退会方法
Eightを使ってみて、自分のビジネス環境にフィットしないなと感じたら、もちろん退会することができます。
アプリをアンインストールしても退会したことにはならないので、必ず退会手続きを完了してアカウントを削除してからアプリをアンインストールしてください。
退会手続きにより、自分のプロフィールやアップロードした取引先の名刺情報は全てクラウドデータベースから削除されます。しかし、Eightで既につながった相手に伝達されたプロフィール情報などは削除されません。
1.画面下部のメインメニューから「プロフィール」をタップし、右上の「歯車アイコン」をタップします。
2.設定・その他画面をスクロールダウンして、その他>ヘルプ・FAQをタップします。
続いて、退会について>退会(アカウントの削除)をタップします。
3.「退会フォーム」をタップし、アカウントIDとパスワード、退会理由を入力し、「退会」をタップします。
Eightまとめ
Eightは、SNS機能が充実した個人向けクラウド名刺管理アプリです。「名刺を整理・管理したいだけ」、というよりは「ビジネスで知り合った人を通して、さまざまなつながりを作ってビジネスを加速させたい」と考えているコミュニケーション重視型のビジネスパーソンにおすすめのサービスとなっています。
SanSan株式会社の法人向け名刺管理プロダクトは、巨大企業や官公庁も利用するほどセキュリティ対策も万全です。
プロフィール公開範囲の設定や名刺交換リクエストの設定は細かく制御できるので、自分のビジネス環境に最適なプライバシーが確保できます。
ぜひEightアプリを利用して新しいビジネス・ネットワークを拡張させていきましょう。
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